双極性障害でも音楽と生きたい

双極性障害・強迫性障害・発達障害を抱えながら音楽と生きていくブログ。

双極性障害の私、初めの一歩

初めまして、数あるブログの中から、ここを見つけてくださりありがとうございます。

ここでは双極性障害強迫性障害発達障害を抱えながら、音楽で生きていく道を探る私の日常を綴っていきます。

昨年末から続いていた鬱から抜け出せたので、年も明け、何か新しい「兆し」があればいいなと思い、以前から興味のあったブログを開設しました。

同じ病気で苦しんでいる方や、音楽で生きていきたい方に、何か少しでも良い情報が発信できれば良いなと思っています。

よろしければお付き合いください。

 

 

 

 

自己紹介

うさたまと申します。

現在30歳の専業主婦です。

夫とうさぎと暮らしています。

ボイストレーナー資格を所持。リモートでDTMのレッスンを受けています。

いずれボイストレーナーDTMの道でお仕事をできるようになるのが目標です。

 

病気について

私は18歳の時にうつ病を発症し、30歳になった今もクリニックに通院しています。

現在は「双極性障害」「強迫性障害」「発達障害」と診断されています。

大学時代は「境界性パーソナリティ障害」「統合失調症」とも診断されていましたが、現在は先述の3つの診断を受けています。

 

双極性障害について

過去の私の躁状態

高校時代に初めて診断されたのはうつ病でしたが、大学に入学してからこちらに診断が変わりました。

高校時代と違い、自分でアルバイトをしてお金を稼ぐようになり、自由に使えるお金ができたからこそ躁状態特有のお金の使い方が見えてきたのです。

稼いだお金のうち、現金のほとんどをクレーンゲームに注ぎ込み、高価な服やバッグ、靴をクレジットカードで買い漁り、支払いができずに親や彼氏(現在の夫)に払ってもらったりということが何度もありました。

親と彼氏の説得でクレジットカードを解約し、現在もクレジットカードは持たせてもらえません。

 

また、長年連絡をとっていなかった友人に手当たり次第電話をかけたり、化粧や服が精神状態に合わせて華美なものになったり、といったところも当時の主治医に兆候の一つとして受け止められたようです。

躁状態の時はアルバイトのシフトをたくさん入れて、うつ状態になった時にそれをこなせず欠勤することが多く、クビになったこともあります。

 

私は躁状態とうつを比較的早いサイクルで繰り返すタイプだったので、友人もコロコロと態度や付き合い方が変わる私を怖がって、みんな離れていってしまいました。

 

過去の私のうつ状態

うつが来ると授業に出ることもできなかったので、少しだけ話したことのあるだけの子などにもお願いしてレジュメをコピーさせてもらったり、いろんな人に迷惑をかけてやっとの思いで単位を取得し卒業しました。

挨拶を交わす仲でもない私にレジュメを貸してくれた人たちには感謝しても仕切れません。

とはいえやはり友達は一人もいなくなってしまったので、卒業式には一人で出席し、打ち上げなどに誘われることもなく、楽しそうな周りの声を聞かないようにして帰宅して家で泣きました。

 

現在の病状

現在では、薬もあっているのか大学時代ほどの気分の波はありません。(飲んでいる薬はほとんど全て変わりました。)

とはいえ、躁状態もうつもやってくるので、安定して出勤することもできず仕事はしていません。

2022年の1月に、そろそろ仕事ができるのではないかと思いパートとして雇ってもらったのですが、当日欠勤が多くなってしまい、自分を責めてさらに鬱になる悪循環に陥り三ヶ月ほどで辞めてしまいました。

ボイストレーナーの資格を持っていますが、パートと同様に安定して出勤する事ができず、かつトレーナーという立場上生徒さんに迷惑がかかるため休めない仕事なので、トレーナーとしての仕事はしていません。

 

今でも躁状態になると金遣いが荒くなり、毎日家に荷物が届くようになります。

そうすると夫も躁状態になっているなと気付き、「毎日荷物届くけど大丈夫なの?」と聞かれます。

ですがやはり気が大きくなっていて、自分は無敵状態なのでいくらお金を使おうが怖くないため、「大丈夫だよ!」と返してしまいます。

それではいけないと、躁状態の時の私のお金の使い方をどうするか現在話し合いをしているところです。

自分なりに無駄遣いをなくすコツを書いた本や、方法を紹介しているサイトなどを見るのですが、躁状態になるとそうした知識も関係なくなり、やはりお金を使いすぎてしまうのです。

ですが、躁状態の時は自分の病気が治ったのでは?と錯覚するほど力に満ち溢れているので、自分では「調子がいい」「これが本当の自分ではないのか」と勘違いをしてしまい、自分では躁状態だと気付けません。

そして、その後反動で来るうつに苦しむことになります。

 

うつ状態の時は、お風呂に入ったり歯磨きをしたり、顔を洗い服を着替えたりといったこともできなくなります。

死にたい気持ちが年々確かな形になり、家のどこで何を使ってどう死ぬか。

ということを具体的に考えるようになりました。

何年か前に初めて自宅で首吊りを試みたのですが、途中で紐が切れてしまい未遂に終わりました。

アパートに上の方の階住んでいたので、ベランダの柵に腰掛けて「落ちるなら落ちろ、なるようになれ」と、足も宙ぶらりんの状態でいる事を何度も繰り返したりもしたのですが、結局落ちることも自らの意思で落ちることもなく、「今は死ねないんだな」と思い、死にたい気持ちはそのままでしたがこちらも未遂に終わりました。

うつの時は家事も全くできなくなってしまうので、夫が出勤前と帰宅後に全てやってくれています。本当に感謝しています。

 

もちろんいつも躁とうつの中にいるのではなく、こうしてブログを書けるような気持ちの落ち着いた日もあります。

そうした日に、自分の好きなことや家事をしたりします。

ですが、年々好きな事を楽しめなくなっていくのを感じています。

いつも心の奥底が冷えていて、第三の自分が自分を見ていて、例えば喜ぶべきシュチュエーションでは喜ぶフリをする。でも心は全く動いていない。みたいな感じです。

 

ありがたいことに、大学を卒業して何年か経ってから大学時代の友人のうち数名が連絡をくれ、以来3年ほど仲良くしてもらっています。

友人とは同じ趣味があり、その話をするLINEのグループがあったり、体調の様子を見ながら遊びに出かけたりしています。

しかし、友人といる時も同じ熱量で楽しむ事ができず、気後れしてしまう事があります。

こんな風に、「この趣味のために生きてる!」「生きる活力になる!」と思える程、この趣味を楽しめたら良いのに、と悲しくなってしまいます。

ですが、友人たちの事が大好きで大切なので、それを理由に関係を切ったりしたくないと思い、今年は自分のペースで趣味を楽しみつつ友人たちと仲良くできる道を探ろうと思っています。

幸い、同じ熱量で楽しめていなくても、それを理由に接し方を変えるような子達ではないので、タイミングを見て打ち明けるつもりです。

このように、好きなことについて心が鈍くなっているのは感じますが、落ち着いて1日を終えられる日が増えてとても嬉しいです。

 

強迫性障害について

私の場合、出かける前に家中のコンセントが抜けかけていないか確認する(火災が怖い)、鍵がかかっているか何度も確認する、潔癖症が症状として出ています。

もっとも困っているのが潔癖症で、具体的には「買ってきたものを触ったら必ず手を洗う・消毒する・消毒してもやはり汚いと思うので触ったら手を洗う・汚いと思ったらお風呂に何度も入る・汚いと思ったら1日に何度も服を着替える」などです。

手を1日100回以上洗うので、手はあかぎれと乾燥でボロボロです。

また、掃除と潔癖症の相性も悪く、潔癖症だから綺麗にするのではないかと思われるかもしれませんが、私の場合買い物袋や買ってきたもの(外のもの)を置いた床にクイックルワイパーや掃除機をすると、外のものが塗り広げられていくような感覚になりとても気持ち悪くなります。

主治医には「汚い」と思っても手を洗ったりしないよう指示されていますが、その時できたとしても、後から「やっぱり汚い」と思った時に、消毒などが大変になったりもうどうしようもなくなってしまっていたりするのが怖くてできていません。

カウンセリングを受けるよう言われているのですが、通っているクリニックのカウンセリング枠がいっぱいで予約が取れないため現在は受けれていない状態です。

カウンセリングでは「暴露療法」をしよう、と方針だけ伝えられています。

正しい知識を持った人に指導されながら行動を変えていく方が安心できるので、カウンセリングが始まるまではこの生活が続くと思います。

 

発達障害について

2023年1月と、つい最近診断されたものです。

長年自分は発達障害ではないかと悩み、その時通っていた病院(引越しなどの影響もあり5つの病院に通ってきました。)で相談してきたのですが、どの病院も幼少期の様子を簡単に聞かれて「じゃあ違いますね」と断言されてきました。

現在通っている病院で、「ここでも違うと言われたら受け入れよう。きっとそうなんだ。」と思い相談したところ、「可能性があるから検査してみよう」と言われ、やっと検査を受けることができました。

結果、発達障害であることがわかり、私はショックを受けるというよりもどこか安心したような気持ちになりました。

今まで自分が上手くできなくて困っていたこと、どうしてこうなんだろうおかしいのかな?と思っていた事が、私自身がどうしようもなく使い物にならないのではなく、発達障害によって引き起こされていたと考えられて安心したのです。

どうして今の病院では検査が受けれたんだろうと考えてみたところ、今までのクリニックとは違い、「子供の発達障害」や「子育てするお母さんに寄り添う」など、クリニック自体が「発達障害」や「子育て」を得意としている事が大きなポイントだったのではないかと思いました。

また、主治医のお子様も発達障害を持っているということで、より親身な対応をしてくださったのではないかと思います。

私と同じように発達障害ではないかと思っていても、検査する事なく「違う」と断定されてしまう方は、発達障害についてクリニックのホームページに方針として書かれているクリニックを受診されると良いかもしれません。

 

おわりに

最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました。

私の病歴と症状についてお話ししましたが、この記事が何らかの形で誰かのお役に立てていたら嬉しい限りです。

これからは私の日々の生活で思ったこと、受けている病気の治療、音楽への取り組みを中心として、記事を書いていこうと思っています。

病気に負けたくない、音楽と生きていきたい私を見守ってくださると嬉しいです。

そして病気に負けないように、一緒に戦っていける存在になれると幸いです。

今週から雨の日が増え、少し暖かくなるそうです。

体調は気圧や天候に左右されやすいところもありますが、皆さんもお身体に気をつけてお過ごしください。

ではまたお会いしましょう。

ありがとうございました。