誰かのことをわかった気になって失敗する
こんにちは、うさたまです。
随分と久しぶりの投稿になってしまいましたが、うつが少し落ち着いたので、先日美容室に行ってきました。
やりたい髪型の画像を見せたのですが、後ろの画像がなかったからか、後ろが全然違う仕上がりになってしまい落ち込んでいます…
2年くらい任せていて、信頼していた美容師さんだっただけに余計にショックで。
私が前回オーダーした髪型のまま後ろを切られてしまったんです。
画像だけでなく、ちゃんと「このヘアスタイルにしたいです」と言葉に出して伝えないとダメだなと思いました。
長い付き合いだし技術も確かだから、画像だけでわかってもらえると過信してしまったんですね。
今回の件でおもったのは、相手のことをわかったような気持ちになってくると、「確認する」とか、「聴く」とか「伝える」とか、そういうのがおざなりになる事あるよな〜という事です。
「こういうのすきだよね!わかってるよ!」「いつも伝わるからこれでわかってくれるよね!」みたいな。
でも相手もどんどん変わっていくから、自分の中の相手の情報もずっとアップデートし続けるために、ちゃんと話したり聴いたりすることって大切だなと思いました。
あと、どうやっても自分以外は他人なので、言葉にしないと伝わらないなって。
私には今育休中で月一くらいの頻度で電話をする友達がいるのですが、その子との関係でも同じ事を思います。
私の病気のことを知っていて、体調を気にかけてくれたりするのですが、時々グサッとくる言葉を投げかけられる時があります。
発達障害の検査結果に書かれているアドバイスについて、「そんなのみんな同じやん!」と言ったり、「あんたに子供は無理やろ」と言ったりという具合です。
よくよく話を聞いてみると、その子にすれば、付き合いも長いし、言葉を選んだりしなくてもいい関係と思っていたようで、その結果が先ほどの発言でした。
私がその発言が辛かったという話をすると、「うさたまと、もうどうやって話せばいいかわからない」と言われて、Twitterのフォローをひっそりはずされていたり、かと思ったらまたフォローされたりでかなり戸惑いました。
昔から自分がされたら嫌なことをその場で伝えることが苦手で、笑って誤魔化すことが多かったのですが、最近になって嫌だった事を冷静な頭で考えて、相手を傷つけないように気をつけながら文章にして後からLINEで伝えるようになりました。
今まで「何を言っても笑っていた私」(=言葉選びに頭を使わなくていい人)から、「嫌な事を伝えるようになった私」(=何を言っても笑っている人ではなくなった)に、彼女の中で私の情報がアップデートされていなかったんですね。
電話で話すことも、産まれた子供の話が中心でお互いのことについて話す機会が以前に比べてとても減っていたから、お互いの変化に気づけなかったのだと思います。
今回の美容室の件で、彼女との関係でモヤモヤしていた事の正体が分かったような気がしました。
人が他人の事を分かった気になるのは、「長年の付き合いでこの人はこうだ、という決めつけができてしまう」ことや「その人が自分に見せてくれる部分をその人の全てだと勘違いしまう」というのが原因の一部だと私は思います。
先ほどの子の話でも、私の方にも「今まで自分に見せてくれていた部分をその子の全てだと勘違いしてしまっていた」節がありました。
引っ越す前は頻繁に直接会って遊んでいて、その時の優しい彼女が全てだと思いこんでいました。
今では月に一回電話する程度で、直接会わない事から、相手の情報をアップデートできずにどんどんズレが生じている気がします。
大人になると、友人と頻繁に会ったり話したりする機会は減りますが、だからこそその時間に相手の事をよく見てよく話を聞いて、「今のその人」を知っていく意識が大切だなと思いました。
長く付き合っている人ほど、大切にしたいなら相手のことをわかったような気持ちにならずに、「確認する」「聴く」「伝える」。
そういう事をおざなりにしないように気をつけようという自戒でした。
最近は春の足音がしてきたので、少しのわくわくとちょっとした焦りを感じています。
みなさん残りわずかな冬を楽しみましょうね。
ではまた。